なんなら「固定相場制」はいかが?
トランプ大統領は、これまで繰り返してきた「中国は為替操作国」という発言を訂正し、「中国は為替操作国ではない」といったようです。
確かにかつて中国は輸出振興のために、 アメリカの人民元切り上げ要請などに応じず、頑張っていましたが、近ごろは、逆に、人民元安になると、海外からの投資資本が流出して、中国経済は危殆に瀕するという可能性もあり、人民元の高値維持に気を使わなければならないといった事情も出てきています。
トランプ大統領は、中国の為替操作国指定を解除する代わりに、「ドルは高すぎる。私のせい(アメリカを強くするといったから)でもあるが、他国が通貨を切り下げている中で競争するのは難しい」と主張しているようです。
相手を特定の国から、多くの国々に切り替え、ドルの独歩高への心配をあらわにしたということなのでしょう。トランプ大統領も経済原則には敵いません。
当然のことながら、金利引き上げで金融正常化を目指すFRBの方針についても「金利は低い方が望ましい」と言っているようで、イエレンさんは何というでしょうか。
これまでも書いてきましたが、 トランプさんの主張はもともと経済的には矛盾が多く、いずれ修正と思っていました。今後日本について何と言って来るか解りませんが、すでに108円台の円高になっていて、日本はドル高の先を行っています。
そんなこんなで、これから世界中が為替レートで揉めるようなら、どうでしょう、思い切って、1970年以前の様に「固定相場制」に戻した方がいいのではないでしょうか。
1960年代の世界経済は極めて健全でした。 それを壊して変動相場制に持ち込んだのはアメリカです。
基本的に変動相場制というのは、経済力が弱くなったら、為替レートを切り下げて済ます(経済力回復などの努力は面倒)というシステムです。
固定レートをいくらに決めるかで大騒ぎになると思いますが、 先ずは「固定相場制」の賛否を取れば、為替操作国かどうかのリトマス試験紙になるのではないでしょうか。当然日本は賛成だと思っています。
トランプ大統領は、これまで繰り返してきた「中国は為替操作国」という発言を訂正し、「中国は為替操作国ではない」といったようです。
確かにかつて中国は輸出振興のために、 アメリカの人民元切り上げ要請などに応じず、頑張っていましたが、近ごろは、逆に、人民元安になると、海外からの投資資本が流出して、中国経済は危殆に瀕するという可能性もあり、人民元の高値維持に気を使わなければならないといった事情も出てきています。
トランプ大統領は、中国の為替操作国指定を解除する代わりに、「ドルは高すぎる。私のせい(アメリカを強くするといったから)でもあるが、他国が通貨を切り下げている中で競争するのは難しい」と主張しているようです。
相手を特定の国から、多くの国々に切り替え、ドルの独歩高への心配をあらわにしたということなのでしょう。トランプ大統領も経済原則には敵いません。
当然のことながら、金利引き上げで金融正常化を目指すFRBの方針についても「金利は低い方が望ましい」と言っているようで、イエレンさんは何というでしょうか。
これまでも書いてきましたが、 トランプさんの主張はもともと経済的には矛盾が多く、いずれ修正と思っていました。今後日本について何と言って来るか解りませんが、すでに108円台の円高になっていて、日本はドル高の先を行っています。
そんなこんなで、これから世界中が為替レートで揉めるようなら、どうでしょう、思い切って、1970年以前の様に「固定相場制」に戻した方がいいのではないでしょうか。
1960年代の世界経済は極めて健全でした。 それを壊して変動相場制に持ち込んだのはアメリカです。
基本的に変動相場制というのは、経済力が弱くなったら、為替レートを切り下げて済ます(経済力回復などの努力は面倒)というシステムです。
固定レートをいくらに決めるかで大騒ぎになると思いますが、 先ずは「固定相場制」の賛否を取れば、為替操作国かどうかのリトマス試験紙になるのではないでしょうか。当然日本は賛成だと思っています。